【7月23日 AFP】北朝鮮の核問題を話し合う6か国協議の初の非公式外相会合を控えた23日、北朝鮮は米国に「敵視政策」を放棄するよう要求した。韓国の聯合(Yonhap)ニュースが伝えた。

 聯合ニュースによると、東南アジア諸国連合地域フォーラム(ASEAN Regional ForumARF)に出席した北朝鮮代表団報道官のリ・ドンイル(Ri Dong-Il)外務省軍縮課長は、「次の段階で米国に必要なことは、制裁措置と(対北朝鮮)敵視政策の完全かつ根本的な解除だ」と述べ、テロ支援国指定の解除だけでは不十分との考えを示した。

 また「北朝鮮は真摯(しんし)に努力し核計画の申告を提出し、核廃棄の段階で予定されていた(核施設の)冷却塔を解体する措置に踏み切りさえした」と述べ、北朝鮮側の核廃棄に向けた姿勢への評価を求めた。(c)AFP