【6月20日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)はニューヨーク(New York)の本部で19日、武力抗争において頻発する性的暴行を停止するよう求める決議案を採択した。

 女性に対するあらゆる性的暴行を戦争の武器として行使することを即刻停止することについて行われた協議で、議長を務めた米国のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官は「性的暴行は決して容認されてはならない罪である。だが、世界の紛争地域では、女性や少女がまん延する意図的な性的暴行の対象である状況が続いている」と述べた。

 輪番制で6月の議長を務める米国の主導により丸1日におよんだ協議では、「武力紛争のすべての当事者による、民間人に対するあらゆる性的暴行の即時かつ完全な停止を求める」決議を採択、決議は即時発効した。(c)AFP/Herve Couturier