【6月19日 AFP】コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官はワシントンD.C.(Washington D.C.)市内で行われた講演で18日、北朝鮮の核計画申告が近く提出される見通しであることを明らかにした。

 北朝鮮は、核問題をめぐる6か国協議の合意に基づきすべての核開発計画を申告することになっていたがその提出が遅れていた。ライス国務長官の発言は、クリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補も出席する日米中韓の首席代表との会議が19日から開始されることを受けてのもの。

 核申告が提出されれば、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領はテロ支援国家リストから北朝鮮を外し、敵国通商法の適用除外を議会に正式に通知する。同長官は、核放棄を確認するための調査を求めると述べて米国内の強硬派の批判をかわしたが、北朝鮮が約束を実行したかどうか検証するのは容易ではないことは認めた。(c)AFP