台湾、駐日代表を召還へ 尖閣諸島沖の遊漁船沈没事件
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【6月14日 AFP】台湾の遊漁船が尖閣諸島(Senkaku Islands)・魚釣島沖で日本の巡視船と衝突し沈没した事故をめぐり、台湾の欧鴻錬(Francisco Ou)外交部長(外相)は14日、駐日代表の召還を決定したと発表した。
日本の当局は、日本の巡視船と台湾の遊漁船の双方の船長を、業務上過失往来危険と業務上過失傷害の容疑でそれぞれ書類送検した。
欧外交部長は、「日本側の調査報告はまったく受け入れ難い。外交部は駐日代表の召還を決定した」と明らかにし、「大きな日本の巡視船が、小さな台湾の遊漁線に衝突した。われわれは今回の事故について日本に謝罪と損害賠償を求める」と主張した。
一方、日本の海上保安庁は同日、双方の船が事故当時「危険な航行」を行っていたことが同庁の調査で判明したと発表。海上保安庁はこの調査結果を受け入れたが、これまでのところ台湾側との面会や謝罪の予定はないと明らかにした。
これに対し欧外交部長は、遊漁船の船長が日本政府に賠償を求めることを台湾政府として支援すると表明した。
日本当局に拘束された後、13日夜に台湾へ戻った遊漁船の何鴻義(Ho Hung-yi)船長は、日本の巡視艇に衝突され沈没したと話している。(c)AFP
日本の当局は、日本の巡視船と台湾の遊漁船の双方の船長を、業務上過失往来危険と業務上過失傷害の容疑でそれぞれ書類送検した。
欧外交部長は、「日本側の調査報告はまったく受け入れ難い。外交部は駐日代表の召還を決定した」と明らかにし、「大きな日本の巡視船が、小さな台湾の遊漁線に衝突した。われわれは今回の事故について日本に謝罪と損害賠償を求める」と主張した。
一方、日本の海上保安庁は同日、双方の船が事故当時「危険な航行」を行っていたことが同庁の調査で判明したと発表。海上保安庁はこの調査結果を受け入れたが、これまでのところ台湾側との面会や謝罪の予定はないと明らかにした。
これに対し欧外交部長は、遊漁船の船長が日本政府に賠償を求めることを台湾政府として支援すると表明した。
日本当局に拘束された後、13日夜に台湾へ戻った遊漁船の何鴻義(Ho Hung-yi)船長は、日本の巡視艇に衝突され沈没したと話している。(c)AFP