【6月10日 AFP】ストックホルム国際平和研究所(Stockholm International Peace Research Institute)が9日に発表した2008年度版の年鑑によると、世界の軍事費は過去10年間で45%増加しており、米国の支出はその約半分に上る。

 07年の武器などの世界の軍事費総額は前年比6%増の1兆3390億ドル(約140兆円)で、これは世界の国内総生産(GDP)の2.5%に当たる。

 国別では米国が世界の45%に相当する5470億ドル(約58兆円)で世界第1位。次いで英国、中国、フランス、日本の順となっているが、いずれも総支出に占める割合は4-5%に過ぎない。(c)AFP/Francis Kohn