【6月4日 AFP】米ワシントンDC(Washington DC)を訪問中のイスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相は3日、イランの核保有はあらゆる手段をもって阻止しなければならないと述べ、イランに対する国際社会からの圧力を求めた。

 収賄疑惑をめぐりイスラエル国内で辞任を求める声が高まるなか、オルメルト首相は3日間の予定で米国を訪問している。3日に開催された米国内の親イスラエル・ロビー団体AIPACAmerican Israel Public Affairs Committee)の会合では基調講演を行い、その中で「イランの脅威は可能な方法すべてを用いて阻止されなければならない。国際社会による経済的、政治的制裁は重要だが最初の一歩に過ぎず、今後大幅に強化していく必要がある」と述べた。また、パレスチナとの和平は「実現可能」であると信じていると述べた。(c)AFP