【6月4日 AFP】米大統領選の民主党候補指名争いで優位に立つバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は3日、民主党内での支持が同氏に流れライバルのヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員の敗北が色濃くなりつつあるなか、米国初の黒人大統領候補として指名を獲得する態勢を整えている。

 指名争いレースの締めくくりとなるモンタナ(Montana)・サウスダコタ(South Dakota)両州での予備選が終了し、特別代議員はオバマ氏支持に回った。今回の指名争いレースでは、民主党内の支持を二分する激しい戦いが繰り広げられていた。

 オバマ氏の選挙陣営によれば、同氏は指名獲得まで3日夕方の時点であと12代議員を残すのみとなっている。

 最後の2州の予備選で31人の代議員獲得が割り当てられており、オバマ氏支持に回る特別代議員の数はさらに増えるとみられており、オバマ氏が指名獲得に必要な2118人を超える代議員を得ることが事実上確実となった。(c)AFP/Stephen Collinson