【6月3日 AFP】中国の王毅(Wang Yi)筆頭外務次官は3日、国務院(中央政府)台湾事務弁公室の主任に任命された。国営新華社通信(Xinhua)が報じた。

 王氏は駐日大使として2004-07年、日中関係が特に悪化した時期に両国間の関係改善に力を注いだ。国民党(KuomintangKMT)が8年ぶりに政権を奪回し、馬英九(Ma Ying-jeou)氏が前月、総統に就任した台湾との関係改善に向け期待がもたれる。就任後は、台湾問題の指針ならびに政策の策定・実施にあたる。

 国民党の政権奪回を機に、中台関係はここ数か月間、良好な状況にあり、来週にも10年以上途絶えていた中台対話が再開することが決定している。(c)AFP