【6月3日 AFP】ポーランド大統領の筆頭候補はトニー・ブレア(Tony Blair)前英首相――。5月30日のポーランドの最大紙「選挙新聞(Gazeta Wyborcza)」に掲載された、ポーランド大統領として望ましい外国首脳を選ぶ架空大統領選挙で、英国のブレア前首相が堂々の1位に選出された。

 この調査は、世論調査機関PBSが5月23-25日に国内の成人1039人を対象に行ったもので、回答者の25%がポーランド大統領を務めてほしい外国首脳にブレア前英首相を選んだ。2位のアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は14%、3位のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は12%とブレア氏に大きく差をつけられた。

 前年6月に英首相を辞任したブレア氏は、その後、中東和平4者協議(Middle East Quartet)の特使に就任している。

 このほか、名前があがった国家首脳は、フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が6%、前ロシア大統領のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が5%、イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相が3%となっている。一方、35%が自国の大統領にふさわしい人物は分からないと回答した。

 ポーランド大統領職は35歳以上のポーランド国民であることが定められているが、憲法上は必ずしもポーランド生まれである必要はないという。(c)AFP