【6月1日 AFP】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の韓国首席代表、金塾(キム・スク、Kim Sook)外交通商省朝鮮半島平和交渉本部長は1日、北朝鮮の非核化プロセスにおける核計画申告について、北朝鮮は準備をほぼ終えているものの、米国のテロ支援国指定解除と同時に発表したいと考えているとの見方を示した。

 金塾氏は、5月30日に北京(Beijing)で北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン、Kim Kye-Gwan)外務次官と会談した。

 金塾氏は記者団に対し、北朝鮮側は、米国によるテロ支援国指定の解除発表を待っていると述べた。また、北朝鮮側は米国と北朝鮮が同時に行動することを望んでおり、米朝双方は時期を調整していると述べた。

 また金塾氏は「私の考えでは、北朝鮮は核計画申告の準備をほぼ終えているが、米国はまだ時間が必要だろう」と語った。金塾氏は米国の首席代表、クリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補とも前週、モスクワ(Moscow)で会談している。(c)AFP