タイ首相府相が辞任、王室侮辱疑惑で
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【5月30日 AFP】タイのタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相の側近だったチャクラポップ・ペンケー(Jakrapob Penkair)首相府相が30日、記者会見を開き辞意を表明した。
首相府相は、前年、外国人記者クラブで、2006年9月にタクシン氏が失脚した軍事クーデターに関する講演を行ったが、このなかで王室批判ととれる発言があったとされ問題となっていた。
これについてチャクラポップ氏は、「王室を侮辱する意図は全くなかった」と弁明。辞任の理由については「サマック・スントラウェート(Samak Sundaravej)首相と現政権に多大な迷惑がかかるため」と述べた。
タイ警察は前日、チャクラポップ氏の発言が「不敬罪」にあたることを示す十分な証拠を得たとして立件する意向を示していた。有罪となれば同氏は最高で15年の禁固刑を受ける可能性がある。(c)AFP/Anusak Konglang
首相府相は、前年、外国人記者クラブで、2006年9月にタクシン氏が失脚した軍事クーデターに関する講演を行ったが、このなかで王室批判ととれる発言があったとされ問題となっていた。
これについてチャクラポップ氏は、「王室を侮辱する意図は全くなかった」と弁明。辞任の理由については「サマック・スントラウェート(Samak Sundaravej)首相と現政権に多大な迷惑がかかるため」と述べた。
タイ警察は前日、チャクラポップ氏の発言が「不敬罪」にあたることを示す十分な証拠を得たとして立件する意向を示していた。有罪となれば同氏は最高で15年の禁固刑を受ける可能性がある。(c)AFP/Anusak Konglang