【5月29日 AFP】米大統領選の民主党指名候補を目指すヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員は28日、800人近い党幹部と特別代議員に書簡を送り、バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員との一騎打ちの正統な勝者は自分であり、米大統領としての素質を持つのも自分だと主張した。

 書簡の中でクリントン氏は、共和党の大統領候補ジョン・マケイン(John McCain)上院議員に勝てる公算が高いのは自分だと述べている。6月1日の米自治領プエルトリコ(Puerto Rico)、3日のモンタナ(Montana)およびサウスダコタ(South Dakota)両州での予備選を控え、オバマ氏の指名阻止に向け攻勢を強めたかたちだ。

 書簡に添えられた11ページに及ぶメモでは、地図を使って選挙シナリオを解説。女性、労働者、ヒスパニック系など同氏が票を集めた有権者グループを分析した上で、「ヒラリー・クリントンは予備選挙終了までにさらに票を集め、景気を好転させることができる候補者として世論調査をリードし、有能な最高司令官になる」と主張している。(c)AFP