【5月21日 AFP】(一部更新、写真追加)米大統領選挙の民主党指名候補を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は20日、「予備選で選ばれる一般代議員の絶対多数を獲得した」として勝利宣言を行った。

 オバマ氏は支持者らに向けたメッセージの中で「ケンタッキー(Kentucky)州では(予備選の)投票が終わり、オレゴン(Oregon)州では開票作業が行われているが、われわれは今夜、民主党指名争いにおける重要な節目を迎えた」と語った。

 米政治専門サイトRealClearPolitics.comによると、オバマ氏が獲得していた一般代議員数は、20日に行われたケンタッキー、オレゴン両州での予備選前の段階で、過半数に17人足りない1610人だった。

 党の重鎮らから構成される「特別代議員」を含めると、オバマ氏の獲得代議員数は合計1915人となり、勝利ラインの2026人に達するには、111人が必要となっていた。ケンタッキー、オレゴン両州では、合計103人の代議員が割り当てられていた。

 予備選は残すところ、米自治領のプエルトリコ(Puerto Rico)とモンタナ(Montana)州、サウスダコタ(South Dakota)州となった。(c)AFP

 オバマ氏の勝利宣言後、米メディアは、オバマ氏がオレゴン州の予備選で勝利したと報じた。(c)AFP