【5月19日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は18日、エジプト・シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で、中東和平は今年末までに達成可能だが「厳しい犠牲」を伴うと語り、中東歴訪を締めくくった。

 ブッシュ大統領は、同地で開かれた世界経済フォーラム(World Economic ForumWEF)中東会議で演説し、イランの核開発に再び言及するとともに、中東諸国での政治的自由と人権の欠如を批判した。

 ブッシュ大統領は「指導力と勇気をもって取り組めば、われわれは今年、和平合意を達成することができる。これは難しい課題で、あらゆる面での取り組みが求められる」と語った。

 さらに「パレスチナ人はテロと戦い、自由で平和的な社会を創設していかなければならない。イスラエルは和平実現に向けて厳しい犠牲を受けいれ、パレスチナ人に対する規制を緩和しなければならない」と強調した。(c)AFP/Laurent Lozano