セルビア総選挙、親欧派連合率いる大統領が勝利宣言
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【5月12日 AFP】11日に投票が行われたセルビア総選挙で、親欧派の政党連合を率いるボリス・タディッチ(Boris Tadic)大統領が同日、勝利宣言を行った。
今回の総選挙は事実上、コソボ(Kosovo)自治州の独立宣言で反発が巻き起った欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票となった。
選挙管理委員会、選挙監視団、また複数の政党は先刻、タディッチ大統領率いる親欧路線の政党連合が予想に反し優勢だと発表していた。
国内のNGO団体「Center For Free Elections and Democracy(CeSID)」はAFPに対し、親欧派連合が得票率約39%で、28%の極右民族派のセルビア急進党(Radical Party)に対し「勝利が確実となった」と述べた。
退任するボイスラブ・コシュトニツァ(Vojislav Kostunica)首相率いるセルビア民主党(DSS)は得票率11%で後退。旧ユーゴスラビアの故スロボダン・ミロシェビッチ(Slobodan Milosevic)元連邦大統領のセルビア社会党(Socialist Party)は約8%、親欧派の自由民主党(Liberal Democratic Party、LDP)が5.2%となる見通しだ。
この結果から、議会(250議席)での獲得議席数は、タディッチ大統領の親欧派連合が103、これに対しセルビア急進党は76、セルビア社会党は21、セルビア民主党は30、自由民主党は13、残りをそのほかの小政党が分け合うと予想される。(c)AFP
今回の総選挙は事実上、コソボ(Kosovo)自治州の独立宣言で反発が巻き起った欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票となった。
選挙管理委員会、選挙監視団、また複数の政党は先刻、タディッチ大統領率いる親欧路線の政党連合が予想に反し優勢だと発表していた。
国内のNGO団体「Center For Free Elections and Democracy(CeSID)」はAFPに対し、親欧派連合が得票率約39%で、28%の極右民族派のセルビア急進党(Radical Party)に対し「勝利が確実となった」と述べた。
退任するボイスラブ・コシュトニツァ(Vojislav Kostunica)首相率いるセルビア民主党(DSS)は得票率11%で後退。旧ユーゴスラビアの故スロボダン・ミロシェビッチ(Slobodan Milosevic)元連邦大統領のセルビア社会党(Socialist Party)は約8%、親欧派の自由民主党(Liberal Democratic Party、LDP)が5.2%となる見通しだ。
この結果から、議会(250議席)での獲得議席数は、タディッチ大統領の親欧派連合が103、これに対しセルビア急進党は76、セルビア社会党は21、セルビア民主党は30、自由民主党は13、残りをそのほかの小政党が分け合うと予想される。(c)AFP