【5月6日 AFP】ロシアの首都モスクワ(Moscow)で5日、9日の対ドイツ戦勝記念日(Victory Day)に開催される軍事パレードの予行演習が行われ、赤の広場(Red Square)上空を戦闘機や戦略爆撃機がごう音を響かせながら飛行した。

 軍事パレードが実施されるのは1991年のソ連崩壊後初めてで、7日に行われるドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)第1副首相の大統領就任式に、花を添えるものとなる。

 親欧派の隣国グルジアとの間で緊張が高まっているロシアだが、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、今回の軍事パレードについて、誰も脅す意図はないと主張した。プーチン大統領は8年の任期を終えて退任するが、メドベージェフ次期大統領が8日にも首相に任命し、引き続き権力を維持するものと見られる。

 一方、日刊紙イズベスチヤ(Izvestia)は、今週行われる各行事は、世界へのメッセージ発信が狙いと指摘している。(c)AFP/Nick Coleman