【5月1日 AFP】(5月2日 一部更新)中国の国営新華社(Xinhua)通信は1日、国内5都市の仏小売大手カルフール(Carrefour)の店舗前で数百人規模の抗議デモが行われたと報じた。聖火リレーを巡って高まっていた反仏感情が再燃したかたちだ。

 抗議デモが行われたのは、首都北京(Beijing)、湖南(Hunan)省長沙(Changsha)、福建(Fujian)省福州(Fuzhou)、遼寧(Liaoning)省瀋陽(Shenyang)、重慶(Chongqing)市の5都市。

 新華社によると、デモ参加者らは中国国旗を手にカルフールとチベット独立に抗議するスローガンを叫び、北京五輪への支持を表明。福州にあるカルフール前の広場には午前11時(日本時間午前12時)ころまでに約1000人が集まり、中国国旗やチラシを配っていたという。これを受けて100人以上の警察官が事態の収拾にあたり、午後1時までには集まった人々は解散したという。(c)AFP/Marianne Barriaux