【4月28日 AFP】北京五輪の聖火が28日午前0時28分、北朝鮮の首都平壌(Pyongyang)に到着した。中国国営新華社(Xinhua)通信が報じた。

 北朝鮮の聖火リレー組織委員会のLi Chong-Sok副委員長は、北朝鮮は聖火リレーを成功させて「世界を驚かせる」と語った。

 組織委員会によると、主体思想塔(Tower of the Juche Idea)から金日成競技場(Kim Il-Sung Stadium)までの20キロメートルのルートには、特別な飾付けが施されており、数十万人が沿道に列を作るという。

 中国の同盟国である北朝鮮は、聖火リレーでこれまでに行われてきたチベット(Tibet)支持派による抗議活動を強く非難している。北朝鮮では無許可のデモは厳しく禁止されている。

 北朝鮮の国営メディアによると、国際試合に出場経験のある選手を含め、80人がリレーに参加するという。

 リレーは同日午前10時に始まり、約5時間後に終了する予定。(c)AFP