【4月27日 AFP】3月29日に行われたジンバブエ議会選は、26日までの再集計作業で、野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change)が与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)を上回ることが明らかになった。

 再集計の対象となった23選挙区のうち18区について結果の変更はなく、残り5議席を与党が獲得したとしても過半数には満たないため、1980年以来初めてZANU-PFが過半数を下回ることが確実となった。

 ブライト・マトンガ(Bright Matonga)副情報広報相はAFPに、再集計の結果は選挙制度の透明性を示したとしたが、MDC広報は再集計は「時間の無駄だ」と断じた。

 一方大統領選の再集計について選挙管理委員のGeorge Chiweshe委員長は、28日までには終了するとの見通しを示した。(c)AFP/Susan Njanji