【4月26日 AFP】韓国は北朝鮮の核関連施設や軍事拠点などの攻撃目標を爆撃できる長距離空対地ミサイル数百基を国外からの購入を決定した。26日、複数のメディアが伝えた。

 英字紙コリア・タイムズ(Korea Times)ほか各紙によると、新たに導入される空対地ミサイルは韓国が2010-2012年に21機の追加導入を決めた米航空機大手ボーイング(Boeing)のF15戦闘機に搭載される。

 防衛当局によると、政府は高位クラスの空対地ミサイルを国内で開発する代わりに海外から調達する決定をしたが、具体的なミサイルの種類や受注業者に関しては未定だという。

 報道では、米航空・防衛大手ロッキードマーチン(Lockheed-Martin)の統合空対地スタンドオフミサイル(Joint Air-to-Surface Standoff MissilesJASSM)約400基、もしくは射程400キロの同程度の性能を持つミサイルが購入対象と伝えられている。

 李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)新大統領を北朝鮮が「逆徒(裏切り者)」と呼び南北対話を中断するなど、このところ南北関係は冷却化している。(c)AFP