【4月24日 AFP】米中央情報局(CIA)は24日、北朝鮮がシリアに核開発協力を行っていることを議員らに説明する公聴会を開く。

 米政府は、北朝鮮がシリアの原子炉建設に協力し、施設が破壊された後も支援を続けていたとの結論に至ったという。

 ニューヨーク・タイムズ(New York Times)やワシントン・ポスト(Washington Post)紙が米政府高官の話として報じたところによると、この公聴会ではビデオ映像が公開される。

 映像には、シリア核各施設内で作業する北朝鮮人関係者が映っているほか、施設内の原子炉は北朝鮮の寧辺(Yongbyon)にあるものに酷似しているという。

 公聴会についての詳細は明らかにされていないが、ダナ・ペリーノ(Dana Perino)大統領報道官およびロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官はそれぞれ、本件についての詳細はまもなく公表されると述べた。

 対北朝鮮強硬派は、核技術供与疑惑に加え、北朝鮮が6か国協議の合意に基づくすべての核計画の申告期限を履行していない点などを指摘し、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong Il)政権は信頼に値しないとして、より強硬な態度で臨むよう主張している。(c)AFP/Olivier Knox