【4月22日 AFP】24日に北京五輪の聖火リレーが行われるオーストラリアの首都キャンベラ(Canberra)の当局者は21日、当日の聖火警護に地元警察官の半数以上が配備されることを明らかにした。

 聖火リレーには、中国政府によるチベット(Tibet)支配に抗議するチベット支持派数百人と、中国政府の五輪開催を支持する数千人が集結すると予想されている。

 国会議事堂前や中国大使館付近も通過する予定の16キロメートルにおよぶ聖火リレーのルート沿いには、金属製のバリケードがすでに設置されている。

 キャンベラの警察当局によると、オーストラリア首都特別地域(Australian Capital TerritoryACT)の全警察官の半数以上が、連邦警察やほかの州の警察官の支援と共に、治安維持にあたるという。正確な人数は明らかにされなかったが、ACTの警察官は700-1000人と見られている。

 聖火は23日にインドネシアのジャカルタ(Jakarta)からキャンベラに到着する。(c)AFP