【4月20日 AFP】訪米中の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-bak)とジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush )大統領は19日、首脳会談後に記者会見した。

 6か国協議で定められた北朝鮮の核計画完全申告について、ブッシュ大統領は要求を縮小することはないと否定、地域の利益に反する交渉には応じられないとの意向を示し、北朝鮮の申告を待つ姿勢を強調した。李大統領も、北朝鮮への要求を引き下げることは「さらに深刻な問題をもたらす可能性がある」と指摘。

 そのうえで李大統領は、何らかの成果がもたらされるなら北朝鮮の金正日(Kim Jong-Il)総書記との会談もあり得るとの姿勢を示した。

 李大統領が訪韓を求めたところ、ブッシュ大統領は快諾したという。

 2月に大統領に就任した李氏にとって初めての訪米となった。

 また今回の訪米で李大統領は米国産牛肉の輸入再開に合意。今後の米韓自由貿易協定(FTA)批准に向けての道を開いた。(c)AFP/Olivier Knox