【4月19日 AFP】米国の女優ミア・ファロー(Mia Farrow)さんが、北京五輪の聖火リレーに合わせて香港入りし、ダルフール(Darfur)問題などについて講演することが分かった。香港外国人記者クラブ(The Foreign Correspondents' Club of Hong Kong)が18日明らかにした。

 これによるとファローさんは5月2日に外国人記者クラブで「ダルフールと五輪」という題名のスピーチを行う。外国人記者クラブは「女優で人権活動家のミア・ファロー氏は、五輪開催という機会を利用してダルフール紛争の解決にむけてスーダン政府に影響力を行使するよう中国に訴える」としている。ファローさんが抗議活動に参加するかは不明。

 ミア・ファローさんはダルフール紛争の終結を目指す精力的な活動家として知られている。中国は、スーダンにとって最大の投資国で、スーダンが輸出する原油の3分の2を輸入している。

 香港の聖火リレーは中国国内最初のリレーとなる。メディアに対して開かれており抗議活動にも寛容な香港には、この機会をとらえて幅広い問題で中国政府を批判しようとするグループが集まるとみられている。(c)AFP