中国人権活動家・胡氏の控訴手続きに妨害、弁護士訴え
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【4月17日 AFP】中国の裁判所で実刑判決を受けた人権活動家、胡佳(Hu Jia)氏(34)が、弁護団との面会を当局に意図的に妨害され、控訴の機会を失ったと同氏の弁護士が17日、訴えた。北京五輪を8月に控えた中国の人権状況に、改めて世界の厳しい目が注がれることとなりそうだ。
胡氏は北京(Beijing)の裁判所で3日、国家政権転覆扇動罪で懲役3年6月の判決を受けた。中国の法律では、10日以内に控訴申請しなければ判決が確定する。
しかし李方平(Li Fangping)弁護士がAFPに語ったところによると、外部との接触を断たれた胡氏は弁護士団との接見も認められず、控訴についての相談もできないまま期限の13日に至った。
13日に胡氏との面会を求めて拘置所を訪問した李弁護士は、職員から刑務所への収監前に義務づけられている身体検査のため胡氏は不在だと説明され、面会できなかったという。
拘置所職員も、胡氏が控訴の機会を逸した事実は認めたが、中国当局が意図したものではないとしている。(c)AFP/ Dan Martin
胡氏は北京(Beijing)の裁判所で3日、国家政権転覆扇動罪で懲役3年6月の判決を受けた。中国の法律では、10日以内に控訴申請しなければ判決が確定する。
しかし李方平(Li Fangping)弁護士がAFPに語ったところによると、外部との接触を断たれた胡氏は弁護士団との接見も認められず、控訴についての相談もできないまま期限の13日に至った。
13日に胡氏との面会を求めて拘置所を訪問した李弁護士は、職員から刑務所への収監前に義務づけられている身体検査のため胡氏は不在だと説明され、面会できなかったという。
拘置所職員も、胡氏が控訴の機会を逸した事実は認めたが、中国当局が意図したものではないとしている。(c)AFP/ Dan Martin