【4月14日 AFP】中国国営新華社(Xinhua)通信は12日、前月チベット(Tibet)自治区で発生した大規模な暴動の際に政府の建物を爆破したとして、中国当局が僧侶9人を逮捕したと報じた。

 新華社が報じた地元警察当局の発表によると、自治区内の町GyanbeにあるTongxia寺院の僧侶数人は、1人がオートバイで運んだ手製の爆弾を協力して政府の建物内に持ち込み、爆破したという。

 新華社は、同寺院の「高僧」、Rinqen Jamcan容疑者を主犯とし、容疑者全員が犯行を自供したと報じた。

 爆破による犠牲者の有無については報じられておらず、新華社の今回の報道についてもAFPはこれまでのところ確認できてていない。

 一方、国営テレビは、爆発で損壊したとされる建物の映像を放映した。建物は2階建てで、窓がいくつか損壊しており、建物の内外にがれきが散らばっていた。(c)AFP