【4月13日 AFP】(一部更新)ケニアの大統領府は13日声明を発表し、ムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領が同日新連立内閣を発足させると発表した。前年12月の大統領選以来続いた全国的な混乱にようやく終止符が打たれる。

 声明は「キバキ大統領とライラ・オディンガ(Raila Odinga)氏は会談で、本日新内閣を発表することで合意に達した」とし、新内閣の発表は13日午後4時(日本時間同日午後10時)の予定としている。

 ケニア中部のSagana State Lodgeで12日行われたキバキ・オディンガ会談で、閣僚ポストの分配について合意に達した。

 連立内閣は当初4月6日に発表される予定だったが、人事を巡って合意に達せず延期されていた。新政権は2月28日に合意され、抗争を終結させた権力分担合意の実現に向けた大きな一歩となる。8日には首都ナイロビ(Nairobi)近郊のスラム地区と西部のキスム(Kisumu)で、新内閣発足の遅れに抗議する数百人の若者が機動隊と衝突し、混乱の再燃が懸念されていた。

 既に合意された通り40人の閣僚を任命するのかは不明。多くの国民、特に国内の市民運動団体や新聞はこの人数に反対している。(c)AFP