【4月12日 AFP】中国の胡錦涛(Hu Jintao)国家主席と台湾の蕭万長(Vincent Siew)次期副総統 は12日、海南(Hainan)島博鰲(はくごう、Boao)で会談した。中台間で過去最高レベルの会談となる。

 蕭次期副総統は中台間の経済関係の強化を希望すると述べ、一方の胡錦涛主席は台湾側の全員と握手を交わした。

 蕭次期副総統は「博鰲アジアフォーラム(Boao Forum for Asia)」第7回年次総会のため現地入りしていた。蕭氏は、博鰲アジアフォーラムにこれまでに5回参加し、胡錦涛氏とも面会している。しかし今回は次期政権の副総統就任が決まっていることから、台湾が対中関係を改善することができるのか占う最初の試金石になるとみられている。

 台湾の次期政権は、中国との関係改善を掲げており、貿易、観光、交通の促進と平和条約の締結および敵対状態の終結を目指すとしている。(c)AFP