【4月12日 AFP】台湾の蕭万長(Vincent Siew)次期副総統は11日、海南(Hainan)島博鰲(はくごう、Boao)で12日に胡錦涛(Hu Jintao)中国国家主席と会談することを明らかにした。1949年の内戦終了以来、中台間初の政府首脳レベル会談になるとみられる。

 蕭氏は「博鰲アジアフォーラム(Boao Forum for Asia)」第7回年次総会のため現地入りした。胡主席との会談は20分ほどの予定で、台湾からのほかのフォーラム出席者も参加する。

 蕭氏は「今回の会談が中台間の理解を深めお互いの信頼基盤を築くことを願っている」とし「今回の訪問が氷を溶かす旅となることがわたしの抱負だ」語った。

 今回の会談について米国は歓迎の意を表した。ジョン・ネグロポンテ(John Negroponte)国務省副長官はワシントンD.C.(Washington D.C.)で「中国と台湾の会談は最良の前進だ」と述べた。(c)AFP/Peter Harmsen