北朝鮮が韓国大統領を名指しで非難
このニュースをシェア
【4月2日 AFP】北朝鮮は1日、韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領の強行的対北朝鮮政策について「破局的事態を招きかねない」と述べ、大統領就任後初めて名指しで非難した。
1日の朝鮮労働党機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」の論評では、李大統領の政策を「宣戦布告」と呼び、北朝鮮の人権状況を問題視する姿勢を批判。「米国に追従し北朝鮮に挑戦的態度をとる李政権は、南北朝鮮関係を凍結させ朝鮮半島の平和と安定を妨害し、取り返しのつかない破局的事態を招きかねない」と述べた。
一方、6か国協議に基づく非核化作業の行き詰まり打開を目指し訪韓中の米国のクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補は首都ソウル(Seoul)で「全く不適切」と指摘、国内向けの宣伝工作との見方を示した。
専門家は、4月9日の韓国総選挙に向けて北朝鮮が揺さぶりをかけていると指摘。また今月ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領と初の首脳会談を控えた李大統領をけん制する狙いもあるのではないかとみている。(c)AFP/Simon Martin
1日の朝鮮労働党機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」の論評では、李大統領の政策を「宣戦布告」と呼び、北朝鮮の人権状況を問題視する姿勢を批判。「米国に追従し北朝鮮に挑戦的態度をとる李政権は、南北朝鮮関係を凍結させ朝鮮半島の平和と安定を妨害し、取り返しのつかない破局的事態を招きかねない」と述べた。
一方、6か国協議に基づく非核化作業の行き詰まり打開を目指し訪韓中の米国のクリストファー・ヒル(Christopher Hill)国務次官補は首都ソウル(Seoul)で「全く不適切」と指摘、国内向けの宣伝工作との見方を示した。
専門家は、4月9日の韓国総選挙に向けて北朝鮮が揺さぶりをかけていると指摘。また今月ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領と初の首脳会談を控えた李大統領をけん制する狙いもあるのではないかとみている。(c)AFP/Simon Martin