【3月30日 AFP】米上院の専門家は28日、北朝鮮軍部の強硬派が米主導の核廃棄交渉に反対している可能性を指摘した。

 北朝鮮訪問を終えた米上院外交委員会専門スタッフのキース・ルース(Keith Luse)氏は報告書のなかで、北朝鮮政府が6か国協議の枠組みで合意した内容に対し、同国軍部の一部が反対の姿勢を強めているとして、その履行が行われない可能性があると述べた。

 軍部強硬派と6か国協議での取り組みを目指す外務省という国内での利害対立の調整を図る金正日(Kim Jong-Il)総書記の姿勢が、軍強硬派に「行き過ぎ」とみられている可能性があるという。(c)AFP