【3月25日 AFP】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は25日、中国内外でチベット人によるさらなる暴動が発生するようなら、亡命政府の指導者として引退するとの意向をあらためて示唆した。

 首都ニューデリー(New Delhi)で1週間にわたり行われる瞑想セミナーの席で語ったもの。ダライ・ラマは「暴力的デモが続くようであれば、わたしは引退する」と表明したうえで、「中国内外におけるチベット人の暴力行為に、断固反対する」と付け加えた。

 1959年からインド北部のダラムサラ(Dharamshala)で亡命政府を率いているダライ・ラマは前週にも、同様の意向を示している。(c)AFP