<08米大統領選挙>クリントン氏、「ボスニア訪問時に狙撃されかけた」はでっち上げ?
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【3月25日 AFP】国家安全保障問題での経験の豊富さを売りに米大統領選で民主党候補指名を争うヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員だが、1996年のボスニア訪問時に「狙撃手に命を狙われた」との発言の信ぴょう性を巡り、矢面に立たされている。
クリントン氏「狙撃」は1996年3月、ボスニアのツズラ(Tuzla)空軍基地で起きたとされるもの。同氏は前週、「着陸時に狙撃手の銃火を浴びたのを覚えている。空港では何らかの歓迎式典が行われるはずだったが、式典に参加する代わりに、ただ頭を低くして基地に向かう車まで走るだけだった」と話していた。
ところがこの発言後、同氏が空軍基地に到着した際の映像がテレビで流れ、何の危険もなかったことが明らかになった。
映像では、クリントン氏は娘のチェルシー(Chelsea Clinton)さん、歌手のシェリル・クロウ(Sheryl Crow)さん、コメディアンのシンバッド(Sinbad)さんを同伴しており、狙撃手に狙われながら急いで走ったとの発言と食い違っている。
さらに再放送時には、空軍基地の駐機場で、米軍機から降りてくるクリントン氏一行が、笑顔の高官たちから出迎えを受け、8歳の少女の詩の朗読を聞いているシーンも流れた。
クリントン氏のスポークスマン、ハワード・ウォルフソン(Howard Wolfson)氏は、今回の発言時に限りボスニア訪問時の様子を「言い誤った」かもしれないとしている。
一方、クリントン氏と民主党指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員のスポークスマン、Tommy Vietor氏は、「演説の中での間違った発言は言い誤りとは言わない。人を欺くものだ」として、クリントン氏の発言を非難している。(c)AFP/Jitendra Joshi
クリントン氏「狙撃」は1996年3月、ボスニアのツズラ(Tuzla)空軍基地で起きたとされるもの。同氏は前週、「着陸時に狙撃手の銃火を浴びたのを覚えている。空港では何らかの歓迎式典が行われるはずだったが、式典に参加する代わりに、ただ頭を低くして基地に向かう車まで走るだけだった」と話していた。
ところがこの発言後、同氏が空軍基地に到着した際の映像がテレビで流れ、何の危険もなかったことが明らかになった。
映像では、クリントン氏は娘のチェルシー(Chelsea Clinton)さん、歌手のシェリル・クロウ(Sheryl Crow)さん、コメディアンのシンバッド(Sinbad)さんを同伴しており、狙撃手に狙われながら急いで走ったとの発言と食い違っている。
さらに再放送時には、空軍基地の駐機場で、米軍機から降りてくるクリントン氏一行が、笑顔の高官たちから出迎えを受け、8歳の少女の詩の朗読を聞いているシーンも流れた。
クリントン氏のスポークスマン、ハワード・ウォルフソン(Howard Wolfson)氏は、今回の発言時に限りボスニア訪問時の様子を「言い誤った」かもしれないとしている。
一方、クリントン氏と民主党指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員のスポークスマン、Tommy Vietor氏は、「演説の中での間違った発言は言い誤りとは言わない。人を欺くものだ」として、クリントン氏の発言を非難している。(c)AFP/Jitendra Joshi