【3月24日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)が、湾岸諸国向けの民生用核エネルギー計画の評価と開発を担当する機関を新たに設置することが明らかになった。24日、現地紙各紙が報じた。

 英字紙「ガルフ・ニュース(Gulf News)」の伝えた国営首長国通信(WAM)の発表によると、政府は閣議で核エネルギー機関「Nuclear Energy Authority(原子力エネルギー局)」の新設を承認した。同機関は、国際原子力機関(International Atomic Energy AgencyIAEA)の勧告に沿って、核エネルギーの平和利用計画を評価し、開発する権限を持つ。

 フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は今年1月のUAE訪問時に、同国の民生用核エネルギー開発支援に同意している。(c)AFP