【3月18日 AFP】中国当局により暴動が鎮圧されたチベット(Tibet)自治区では、18日も外部からの封鎖が続いている。中国政府は、今回の暴動はチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ(Dalai Lama)14世の支援を受けたもので、北京五輪の開催を妨害するのが目的だったと主張している。

 チベットの大半の地域は治安部隊によって事実上封鎖された状態にあり、現地の詳細は明らかになっていない。当局は期限を区切ってデモ参加者に投降を呼び掛けるとともに、応じない場合は深刻な結果を招くことになると警告していた。

 中国政府は、14日にチベットで発生した中国の統治に反発する激しい暴動で市民13人が死亡したとして「暴徒」を非難しているが、亡命チベット人団体は、中国当局によるデモ鎮圧で100人以上が死亡したと発表している。(c)AFP