【3月16日 AFP】米ミシガン(Michigan)州の民主党委員会は、制裁措置で代議員枠をゼロとされた同州予備選の再選挙を6月3日に行う案を推し進めている。

 ミシガン州では党則に従わず日程を前倒ししたため、本来割り当てられていた代議員156人の党大会への派遣が認められていない。しかし、予備選がやり直されることで、代議員獲得数でバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員に100人以上引き離されているヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員が差を縮めることができる好機となる。

 1月15日に行われた予備選では、クリントン氏だけが参加して勝利。同州では、代議員枠がなかったため、どの陣営も選挙活動を行わなかった。

 同州選出のカール・レビン(Carl Levin)上院議員らは7日、「現段階では、6月初旬に予備選を行う方向で調整している。州は必要経費を負担しない」との声明を出した。

 一方、同じく代議員資格はく奪の制裁を受けたフロリダ(Florida)州でも13日、6月3日を投票期限とする郵便投票でのやり直し案が提示された。しかし、党全国委が実際に実施を許可する可能性は薄いとの見方も出ている。(c)AFP