【3月6日 AFP】米大統領選の民主党候補指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員の選挙陣営は5日、前日実施されたテキサス(Texas)州の候補者選びで、予備選挙ではライバルのヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員が勝利したものの、獲得した代議員数ではオバマ氏が上回ったと発表した。

 テキサス州は「予備選挙・党員集会」方式を採用しており、193人の代議員のうち3分の2は予備選挙の結果で、残りの3分の1は党員大会の結果で割り当てられる。

 昨日実施された予備選挙では、開票はほぼ終了、クリントン氏が得票率51%で、オバマ氏の47%を上回った。一方、党員集会ではオバマ候補が56%を獲得し、44%のクリントン氏に勝利した。

 オバマ陣営は、予備選挙ではクリントン氏の獲得代議員数がオバマ氏より2人多いが、党員集会ではオバマ氏が7人上回っており、合計するとオバマ氏が5人多く代議員を獲得したと主張している。

 これに対し、民主党書記長は直ちに異議を唱え、オバマ氏がクリントン氏より多くの代議員数を獲得したのは確かだが、オバマ陣営が主張するほどの差はないと反論した。

 同書記長の計算によると、予備選挙でのクリントン氏の獲得代議員数はオバマ氏より4人多く、党員集会でオバマ氏が7人上回ったとする陣営の主張が事実であったとしても、獲得数の差は3人だという。(c)AFP