【3月5日 AFP】2日に行われた露大統領選での圧倒的な勝利で、次期大統領に決まったドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)第1副首相だが、ロシア国民の多くにとってはいまいち印象が薄いようだ。4日に発表された世論調査の結果で明らかになった。

 この世論調査は、独立系調査機関レバダ・センター(Levada Center)によって大統領選前の2月に行われたもの。ロシア国民に対し、メドベージェフ第1副首相の好ましい点と好ましくない点を尋ねた。

 その結果、最も多かった回答は「わからない」だった。回答者のうち、35%が好ましいところは特に何も思いつかないと述べ、67%が好ましくない点も特に思いつかないと回答したという。

 メドベージェフ第1副首相は8年ぶりにロシアの新大統領に就任するが、2005年に副首相に任命され、2007年12月に大統領候補に指名されるまでは、ほとんど知られた存在ではなかった。

 一方、レバダ・センターが2007年に行った、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)現大統領に対する同様の世論調査では、好ましい点が思いつかないと答えたのは全回答者のわずか9%だった。(c)AFP