【3月3日 AFP】(一部更新、写真追加)ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の任期満了に伴うロシア大統領選は2日、投開票が行われ、プーチン氏から後継指名されたドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)第1副首相(42)が圧勝した。

 中央選挙管理委員会によると、開票率75%の段階でメドベージェフ氏が69.4%の票を獲得し、得票率18.1%のゲンナジー・ジュガーノフ(Gennady Zyuganov)共産党委員長を大きく引き離した。3位は、9.8%のウラジーミル・ジリノフスキー(Vladimir Zhirinovsky)自由民主党党首で、アンドレイ・ボクダノフ(Andrei Bogdanov)氏は、1.2%で最下位となっている。

 メドベージェフ氏はみぞれが降りしきる中、ジーンズに皮のジャンパーという格好で、プーチン大統領とともに支持者が集まった赤の広場(Red Square)に徒歩で登場。プーチン大統領の路線を継承する方針を明らかにし、勝利宣言を行った。

 一方で、外交政策などでは独自の路線を展開していくことも強調した。

 タス通信(ITAR-TASS)によると、ジュガーノフ氏は投票締め切り後の記者会見で、選挙に「不正があった証拠がある」として裁判所に提訴する意向を示している。(c)AFP/Nick Coleman