【3月2日 AFP】今月29日に大統領選挙を控えたジンバブエで、与党の元閣僚を含む大物政治家2人が1日、立候補を表明している元財務相のシンバ・マコニ(Simba Makoni)氏(57)への支持を表明した。

 マコニ氏への支持を打ち出したのは与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)幹部でダベングワ(Dumiso Dabengwa)元内相とヌデベレ(Cyril Ndebele)元議会議長。

 マコニ氏は同日、ジンバブエ第2の都市ブラワヨ(Bulawayo)で選挙戦を開始。両氏とともに共同記者会見を行い、数千人の支持者に向かって大統領選での勝利を誓った。選挙演説のなかでマコニ氏は、インフレ率が10万パーセントを上回る経済危機をもたらしたのは、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(84)の責任だと非難した。

 マコニ氏は2月上旬、「党内外の議員や活動家の呼び掛けに応じる」として大統領選への出馬を表明している。

 ジンバブエは1980年に英国から独立。以来ムガベ氏が大統領を4期務めた。同氏は5期目を目指し次期大統領選への出馬を表明している。(c)AFP/Godfrey Marawanyiaka