【3月1日 AFP】ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統ら政府要人の警護を担当する、露連邦警護局(Federal Guard Service)が、50万ルーブル(約220万円)の予算でネズミ3200匹の購入を計画していることが分かった。同局は使用目的については明らかにしておらず、さまざまな憶測を呼んでいる。

 連邦警護局のウェブサイトに掲載された入札募集要項によると、同局が求めているのは3200匹の「体重16-18グラムの白い実験用マウス」だという。

 AFPの取材に対し、同局の報道官はネズミを大量購入する理由を明らかにしなかったが、ロシアの日刊紙コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)は、政府高官の「毒味」のために使用されるのではないかと推測している。

 一方で同紙は、より現実的な理由として、大統領府などが集まるクレムリン(Kremlin)からカラスを追い払うために飼われているタカの餌にするものとみている。

 募集要項によると、ネズミは今年の年末までに納入されるという。ちなみに、入札は2月28日ですでに終了している。(c)AFP