【2月24日 AFP】(2月26日 写真追加、3月9日 一部修正)ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領が23日、パリ(Paris)で開催中の国際農業見本市を視察した際、握手を断った男とののしり合う一幕があった。

 サルコジ大統領が人だかりの中を進み、この男のそばに来た。男は大統領に、「わたしに触るな」と言うと、大統領は笑いながら、「それなら立ち去れ」と応酬した。

 さらに男が「あんたには、気分が悪くなる」と言うと、大統領は「それなら立ち去れ、大ばかやろう」とやり返した。

 大統領と男のののしり合いは録画され、大衆紙パリジャン(Le Parisien)の電子版がこれを公開。大統領府からのコメントは得られていない。

 サルコジ大統領が公の場で挑発を受けるのは今回が初めてではない。前年11月には、仏北西部の建物のベランダから暴言を吐いた男に対し、大統領は降りて来いとやり返した。

 男は「下に降りたら大統領に頭突きをお見舞いする」と言い放ったが、結局当局に逮捕された。この21歳の男性は今年1月、漁業従事者の代表団の一員として大統領府であるエリゼ宮に招待されたという。(c)AFP