【2月12日 AFP】ロシア政府は11日、イラクに対する129億ドル(約1兆4000億円)の債権をほぼすべて放棄する協定に署名した。また、イラク復興に対するロシア企業の投資拡大への期待を表明した。露インタファクス(Interfax)通信が、アレクセイ・クドリン(Alexei Kudrin)財務相の話として伝えた。

 同通信によると、今回放棄されるのは、債権総額の93%にあたる120億ドル(約1兆3000億円)で、主に旧ソ連時代に貸与されたものだという。

 クドリン財相によると、債権放棄は段階的に行われる予定で、完了するのは来年になる見込みだという。また、債権放棄した残額の9億ドル(約960億円)に関しては、今後17年間で支払いが行われるという。(c)AFP