トルコ国会がスカーフ容認の改憲案可決、世俗派は抗議デモ
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【2月10日 AFP】トルコ国会は9日、女性が大学でスカーフを着用することを許可する憲法改正案を賛成多数で可決した。イスラム色の強い与党にとってこの改憲案可決は「大勝利」を意味する一方、世俗派の反発を招き、大規模な抗議活動に発展する可能性が出てきた。
国会で採決が行われる中、首都アンカラ(Ankara)市街地の広場には改正案に反対する数十万人が集結。同国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)初代大統領の写真ともに、国旗を掲げて抗議デモを行った。
スカーフ着用を、建国以来の国是である厳格な政教分離に対する挑戦ととらえる軍、司法界、学界関係者はAKPの改正案に激しく反発していた。(c)AFP/Hande Culpan
国会で採決が行われる中、首都アンカラ(Ankara)市街地の広場には改正案に反対する数十万人が集結。同国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)初代大統領の写真ともに、国旗を掲げて抗議デモを行った。
スカーフ着用を、建国以来の国是である厳格な政教分離に対する挑戦ととらえる軍、司法界、学界関係者はAKPの改正案に激しく反発していた。(c)AFP/Hande Culpan