【1月28日 AFP】ドイツ西部ヘッセン(Hessen)州で27日に行われた州議会選挙で、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相率いる右派のキリスト教民主同盟(CDU)が左派の社会民主党(SPD)に僅差で敗れ、単独過半数を失う見通しとなった。

 国際金融センターであるフランクフルト(Frankfurt)を抱えるヘッセン州の議会選は、来年の連邦議会選の試金石と位置づけられており、同州での敗北はメルケル政権にとって大きな痛手となる。

 選挙では、非ドイツ系の未成年犯罪者に対する罰則強化などCDUの掲げる強硬な犯罪対策が裏目に出たものとみられる。

 今後、CDUがSPDと大連立を組み、引き続き州政府の運営に当たる可能性もある。(c)AFP