【1月26日 AFP】福田康夫(Yasuo Fukuda)首相は26日、スイスのダボス(Davos)で開催中の世界経済フォーラム(World Economic Forum、ダボス会議)の年次総会で特別講演を行い、7月に北海道の洞爺湖で行われる主要国首脳会議(G8)の議長として、温室効果ガスの全主要排出国に排出量の目標値を設定するよう求めていくとの決意を表明した。

 福田首相は、全主要排出国が参加する仕組みづくりや公平な目標設定に責任を持って取り組むとの決意を表明した。

 同首相は、温室効果ガスの排出量をこれ以上増やさないよう、全員が、とりわけ全主要排出国が参加する仕組みを作ることが絶対に必要だとの見解を示した。

 さらに、温室効果ガス削減の中期的な目標値を国ごとに掲げる考えを示した上で「公平の見地から基準年も見直されるべきだ」と主張した。 (c)AFP