イタリアのプローディ首相、上院での信任投票否決を受け辞表を提出
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【1月25日 AFP】(1月30日 一部更新)イタリアのロマーノ・プローディ(Romano Prodi)首相は24日、上院で内閣に対する信任投票が賛成156、反対161、棄権1で否決されたことを受け、ジョルジョ・ナポリターノ(Giorgio Napolitano)大統領に辞表を提出した。同国のANSA通信が伝えた。
大統領府の発表によると、ナポリターノ大統領は25日午後から上下両院議長らと協議を開始する予定で、プローディ首相に対しこの間は職にとどまるよう要請したという。
内閣が不信任されたことで、ナポリターノ大統領はジレンマに陥ることになった。総選挙を行うか、選挙制度の改革を実行する暫定政権を組閣するかを選択しなければならない。選挙制度改革については、多くの議員が差し迫った問題だとしている。
プローディ内閣に対する信任投票が上院で否決されることは予想されていたことだったため、同首相に対しては、ナポリターノ大統領らから信任投票まで持ち込まず、辞任することを求める声があがっていた。
プローディ首相は、2006年4月の選挙をわずかな差で勝利して以来、中道左派の政権を率いてきた。(c)AFP
大統領府の発表によると、ナポリターノ大統領は25日午後から上下両院議長らと協議を開始する予定で、プローディ首相に対しこの間は職にとどまるよう要請したという。
内閣が不信任されたことで、ナポリターノ大統領はジレンマに陥ることになった。総選挙を行うか、選挙制度の改革を実行する暫定政権を組閣するかを選択しなければならない。選挙制度改革については、多くの議員が差し迫った問題だとしている。
プローディ内閣に対する信任投票が上院で否決されることは予想されていたことだったため、同首相に対しては、ナポリターノ大統領らから信任投票まで持ち込まず、辞任することを求める声があがっていた。
プローディ首相は、2006年4月の選挙をわずかな差で勝利して以来、中道左派の政権を率いてきた。(c)AFP