【1月22日 AFP】パキスタンのペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領は21日、欧州4か国歴訪を開始した。ムシャラフ大統領は最初の訪問地ベルギーのブリュッセル(Brussels)で、2月3日に予定されているパキスタン総選挙は自由で公正なものになると強調しながらも、欧米諸国の民主主義の基準が完全に反映されることは期待しないよう求めた。

 また、ムシャラフ大統領は総選挙について、「誰が勝利しようと、権力は委譲される。投票の不正操作などはありえない」と語った。

 ムシャラフ大統領は今回の歴訪に財務・経済相や商業相を同行させ、EU側との協力関係構築を目指しているが、ハビエル・ソラナ(Javier Solana)EU共通外交・安全保障上級代表は消極的な姿勢を示している。(c)AFP/Paul Harrington