【1月14日 AFP】中東歴訪中のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は13日、アラブ首長国連邦(UAE)の商業都市ドバイ(Dubai)に到着した。

 通常は活気にあふれるドバイだが、ブッシュ大統領の訪問にあわせて当局が休日を宣言し、市内の道路や橋には前例のない全面警備体勢が敷かれた。

 ブッシュ大統領はUAEの首都アブダビ(Abu Dhabi)からドバイ入りした。空港ではドバイ首長でもあるムハンマド・ビン・ラシド・マクトム(Mohammad bin Rashed al-Maktoum)副大統領兼首相が迎えた。
 
 多数の米国企業や多国籍企業が事業を行っているドバイの最近の経済成長は目覚しい。また世界最高の高層ビル建築や、世界地図を模して配した人工島計画など法外なプロジェクトでも国際的注目を集めており、好況も建設セクターの成長に大きく負っている。

 ドバイの人口400万人のうちUAE国籍者は20%未満といわれる一方、インドやパキスタン、バングラデシュなどを中心とするアジア出身の約70万人が建設労働者として雇用されているとみられる。(c)AFP