【12月31日 AFP】6か国協議の合意に基づき、北朝鮮が年内に完了するはずだった核計画の申告は、北朝鮮側が履行期限を守れず翌年に持ち越される見通しとなった。日本政府は31日、年内に完全な説明を提供するよう北朝鮮に求めた。

 外務省は同日、「北朝鮮は12月31日までにすべての核計画の完全かつ正確な申告を実施することを約束したが、いまだに行われていないことは残念だ」とする坂場三男(Mitsuo Sakaba)外務報道官とする談話を発表した。また北朝鮮に対し、可能な限り早く「すべての核計画の完全かつ正確な申告」を行う必要があると強く求めた。

 さらに、寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)にある3か所の核関連施設の無能力化についても早期に確実に完了するよう要求した。(c)AFP